読まずに死ねるか!

読み聞かせした記録。聞いた記録。読んだ記録

日本人の残業が減らない理由


今日も23時まで残業だ。


その原因のまず1番最初に当てはまるものは、MSOfficeに頼っている陳腐な電子化のせいだと思います。


unix系osのコマンドによるワンライナースクリプト言語を使えば作業を自動化して、23時までかかっていた仕事を寝ている間にやってくれます。

ワンライナーとは数多あるunixコマンドをパイプやリダイレクトといった入出力をつなぐ処理で結合し、複雑な処理を実現する1行コマンドです。

例えばログファイルのn列目だけを抽出して合計や平均を出すのにいちいちエクセル開いてやる方法をとるとします。ログファイルが100個も200個もあったらどうします?マクロ使いますか?今後増減するファイルに簡単に対応できますか?23時までミスなくできますか?

unixだったらコマンドラインファイルの中身を表示するcatやファイルの中からキーワードを抽出するgrepやファイルを検索するfindといったコマンドとそのコマンドオプションを組み合わせるだけで、たった1行で実現でき、ファイルが今後増えようが再現性の高い方法で計算できます。

またこれらのコマンドをperl,ruby,pythonといったスクリプト言語で実行でき、複雑な処理を書けます。どんなことができるの?この本に詳しく書かれています↓

https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117782/


postfix(古)やsendmailのデーモンが動いていれば、echo 本文 | mail -s タイトル 宛先

でメールも送れます。例えば処理が終わったらメール通知なんかも簡単!これで21時で帰れるようになったと思います。まだ2次会に間に合いそうですね。


次に19時に帰りたい人は、過去の作業を定量化しKPIをきちんと定義するように会議のゴールを設定すべきです。

新しい何かをするときに技術検証が不十分な状態でスケジュールやら担当を決めるから、できもしないのにスタートし、結果的に残業となります。

まず課題をひたすら挙げていきます。会議の前に気づいたらやりましょう。というか日々課題を挙げられるよう気遣って働きましょう。課題は共有しましょう。リーダー、マネージャー、顧客担当などなるべく多くの人たちと。そして、課題の粒度や解決方法も事前検討できるといいと思います。本来はこの解決方法の模索がフルタイムワークでやるべきことだと思います。

エンジニアならここまで武装して、課題の難易度のみを気にして会議に臨みましょう。

プロマネさんは課題と顧客要求(納期)

顧客担当さんは課題の難易度はさておいて課題解決による顧客影響度を算出しておきましょう。

これで30分から1時間も話せば、スケジュール、担当は大体決まると思います。決まらなくても不安は解消されます。たくさんリソースを注ぐべき課題は、顧客影響度が大きく、技術難易度が高く、納期が逼迫しているものですから。


それが分からないまま堂々巡りを繰り返す会議を2時間も3時間も繰り広げていてはとても19時には帰れません。


あと、真のフルタイムは17時やその前に帰れます。


帰れはしますがフルタイム(24時間)に仕事をやります。リモートワークで対応できることはリモートワークでしましょう。5分で終わることに、会社にいるとノイジー(電話やメール)で、1時間かかることもあります。そんな状況を断ち切るべきです。


また、思い立ったらすぐコードや図面や報告書を作成できる。これが真の意味でのフルタイムです。

こういうマインドで生きる人たちにはなぜかビッグな仕事が飛び込んでも、何時に帰っても、会社にいなくても仕事ができます。まぁどこかでいつか仕事をやってますからね。労務管理が難しいといった総務の課題もありますが…。


それを良しとするかはあなた次第だと思います。組織としてそれを良しと認めるところから残業是正に取り組みましょう。